リアルなIT事情のお話

自称、事情通からの情報提供ブログ

客先常駐エンジニアとは?独立したフリーランスと似ている?

客先常駐エンジニアとは、エンジニア職を求めているクライアントの企業に出向・常駐したうえで日々の業務を行う就業環境のことです。

業種を問わずIT環境が求められるようになっている一方、すべての企業が自前でIT環境の構築や保守・運用ができる人材を確保できているわけではありません。そのため、IT業界がクライアントの要望に併せてエンジニアを派遣・常駐させたうえで求められる役割を提供する形が増えているのです。

この客先常駐エンジニアの大きな特徴は、さまざまな企業・環境で多彩な仕事を経験できる点が挙げられます。

会社に雇用される正社員でありながら、派遣や独立したフリーランスのような環境でいろいろな職場を渡り歩きながら経験を積んでいくことができるのです。その経験を通して、多彩なスキルを身につける機会も得られ、人脈を構築していく機会があるのも魅力です。

一方、どうしても出向して働くことになる企業によって「当たり外れ」が生じる点が挙げられます。必ずしも自分がやりたい仕事を担当できるとは限りません。ITに詳しくない企業なのでエンジニアの仕事に対する理解がない、あるいは人間関係の悩みを抱えるといった問題も起こりえます。

また、客先常駐エンジニアの仕事ではシステムの保守・運用が多く、上流工程に携わる機会が少ないので、スキルアップの機会があまりない点もデメリットとして挙げられるでしょう。

こうしたメリット・デメリットを持っている客先常駐エンジニアは、向き不向きが分かれやすい就業環境とも言えそうです。

なぜエッジコンピューティング市場が拡大傾向を見せているのか?

エッジコンピューティング市場が拡大傾向を見せており、IT関連業界において今後有望な市場ともみなされています。この市場の拡大傾向においては、技術の進歩と「進みすぎた情報化社会」の両方が理由として潜んでいます。

情報化社会が進み、膨大な情報を分析することで人やモノの動き、市場の動向などを正確に分析することができるようになりました。しかしその一方で、情報漏洩などの個人情報の安全が脅かされる問題も生じています。

また、扱う情報量が膨大になりすぎたせいで、かえって処理や分析に時間がかかってしまう、あるいは情報の管理をネットワークに依存しすぎたせいで、通信回線に障害が生じた際に何もできなくなってしまうといった弱点も抱えています。

それに対して、エッジコンピューティングは情報を直接収集する端末近くでデータを処理するため、扱う情報も最小限で済みます。またデータをその場で、ほぼリアルタイムに近い状況で処理できるメリットを持っています。

膨大な情報が活用される一方で、スピード感も重視される現代社会においてエッジコンピューティングはそのスピード感が重宝されているのです。しかも、クラウド上に送信する必要もなく、セキュリティ面においてもメリットがあります。

さらに、エッジコンピューティングで分析、あるいは必要なものだけを抽出した情報をクラウドに送信・集積することでより広い範囲での分析にも役立ちます。

決してクラウドコンピューティングを脅かす存在ではなく、むしろ補う技術であり、クラウドコンピューティングのさらなる進歩にともなってますますエッジコンピューティングの需要も高まっていく。そんな状況もエッジコンピューティング市場が拡大している理由として挙げることができるでしょう。
>>>参照したサイト:エッジコンピューティングで生活を豊かに